去年の夏、新潟寺泊でのメロンの
ラジオの公開録音からの帰りのこと。
帰りの新幹線が出発時刻も、乗車する駅も
メロンといっしょになった。
違うのは号車だけ。
まあ、新潟に遠征して
東京行き最終便の新幹線に乗るってなったら
かなりの高確率でいっしょになることはわかっていたわけで・・・。
いつも夢見ていた。
プライベートでメロンメンバーと会うことを。
現実になってうれしかった。
だけど・・・?だからこそ・・・?
メンバーと出くわすことを避けようと意識した。
わかるかな?
この複雑な気持ち。
いーちさんのご厚意で、車で送ってもらい、
出発の1時間前に駅に着くことができた。
トイレいったり、雨でぬれたシャツを着替えたり、
売店で買い物したりしても、まだ新幹線の時間まで
たっぷり余裕があった。
いーちさんの車で燕三条まで送ってもらったのは、
自分の他に、カワハラさん、なっしー君、緑の地下鉄っちゃん
デビルジョーカー湘南君、と全部で5人いたが、
カワハラさん、なっしー君、緑の地下鉄っちゃんの3人は
あと2席しか残ってない指定席を自分とデビルジョーカー君に譲ってくれて、
「始発駅に行って乗りなおして自由席に座って帰る」と言って、
新潟駅にむけて出発してしまった。
デビルジョーカー君が荷物を置いて
駅の外へ買い物に行ってしまったので、
改札のすぐ横のベンチで荷物番をしていたが、
ものすごく居心地が悪かった。
だってまだ、改札をくぐってないこの段階で
メロンと出くわしたくはないじゃないか。
待ち伏せっぽくてやなんだもん。
デビルジョーカー君が帰ってきたので、
時間まで20分以上あって
「まだ早いよ」と言われたけど、
自分はさっさとホームに上がり、
ガラス張りの待合室で暇をつぶした。
しばらくして
キャアキャア騒がしい女の子集団と
デビルジョーカー君がホームに上がってきた。
「メロン来た」そう言って、
デビルジョーカー君が待合室に入ってきた。
どうやら、改札からエスカレーターでホーム上がってすぐの
7号車(8号車かも?)乗車口付近のその騒がしい女の子集団がメロンらしかった。
そろそろ新幹線が来るころなので、乗車口に並ぶと、
さっき待合室前の自販機でジュース買ってた女の子が
7号車(?)乗車口の方へ歩いてく。
「まさかねw」なんて、その子を見たら・・・しばちゃんだった。
思わず「うわっ!びっくりした!!」声に出してしまった。
しばちゃんは何事もなかったかのように
ニコニコ顔で通り過ぎてった。
「居場所に困る。ねっ?居場所に困るでしょ?」
デビルジョーカー君が言った。
自分はついさっきまで駅でメロンと遭遇するのを
楽しみにしてたくせに!
と、デビルジョーカー君に言いたかった。
だ〜か〜ら〜!
わざと会わないように早めにホーム上がってきたのに。
だ〜か〜ら〜!!
デビルジョーカー君がメロンと同じ新幹線に乗るってことを
意識した話をするとわざと冷たくあしらったのに。
メロンに遭遇するのを楽しみにしていたのは
他の誰でもない、自分自身。
メロンを意識してるのは他の誰でもない、自分自身。
その気持ちを振り払いたかった。
自分だって、許されるもんなら
わざと待ち伏せして「お疲れさま」の一言もかけたいよ。
近づきたいよ。
その日のイベントの感想を怒涛のごとく4人にぶちまけたいよ。
時折、メロンじゃないハロメンのヲタさんのブログに、
駅だか空港だかに、見送りに行っただの
お出迎えに行っただの書いてあるのを見て、
「やめんか!バカモノ!」と思ってる心とうらはらに、
自分もやれるもんならやってみたいと思ってしまう・・・
ココロのどこかでうらやましいと思ってる・・・
世界中の誰よりきっと、オレは欲望にまみれてる。
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